人と接するときは「ツンデレ」で…好印象を与え作業意欲を高める
女子大生とサクラとで会話をしてもらい、会話の最中、サクラは女子大生の印象を7回示すという決まりを設けました。そして、評価を受けた被験者(女子大生)は、サクラに対してどんな印象を抱くかを調べました。サクラは、次の4つのパターンで女子大生たちを評価しました。
A 好意的な態度→好意的な態度(最初から最後まで好き)
B 非好意的な態度→好意的な態度(最初は嫌いだったけど、やっぱり好き)
C 好意的な態度→非好意的な態度(最初は好きだったけど、やっぱり嫌い)
D 非好意的な態度→非好意的な態度(最初から最後まで嫌い)
このうち最も女子大生の印象が良かったのはBのパターン。印象の良い順に並べるとB↓A↓D↓Cでした。最初から最後まで好きと言われるよりも、最初は嫌いだった方が大きな影響を与えやすいことが示されたのです。
こうした心の動きを巧みに利用して、人を誘導するケースのひとつにマインドコントロールがあります。
マインドコントロールの手順は、①その人の自我を揺さぶり②自我を崩壊させて③再凍結することです。