腰をひねったり跳び上がったりする運動を長年やってきたのが原因?
立った時や階段の上り下り時に腰痛とシビレがあると来院されたのは、50代の男性。歩いた場合も数百メートルならなんとか大丈夫だが、それ以上は痛みがひどくて歩けない。ましてや荷物を持った場合はさらに難しくなるとのこと。中腰での姿勢や、長時間の座位も簡単ではないといいます。
「バレーボールやゴルフなど、この20年くらい腰をひねったり、跳び上がったりするスポーツを頻繁に行ってきたので、腰に繰り返し負荷がかかったのだろうと考えています」
しかも現在のお仕事は、介護施設でのケアマネジャー。日常的に腰に強い負担がかかっていることは、容易に想像できます。
そもそも人の体は、ある程度の負荷には耐えられるような構造になっていますが、同じ負荷が同じところにかかり続けるのは苦手です。
運動時だけでなく、デスクワークなどで机に座っている時間が長く、同じ姿勢を長時間続けてしまう場合も同じで、負荷が同じところにかかり続けることで、その部分だけが傷みやすくなってしまうのです。