著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

フレイル予防の最新研究…キッチンで過ごす時間が高齢者の健康を守る?

公開日: 更新日:

 調査の結果、健康的な食事の摂取は、フレイルではない人に比べて、フレイルだった人で統計学的にも有意に少ないことが分かりました。また、キッチンで過ごす時間が長くなるほど、健康的な食事を摂取した日数が多くなるという関連性も認めました。この関連性はフレイルを有する人でより強いことも分かりました。論文著者らは「食事の準備や調理、片付けなど、キッチンで過ごす時間を増やすための支援は、健康的な食事と身体活動量の増加を促す可能性がある」と結論しています。

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