たとえば、20年間同じ血圧の薬しか服用されていない患者さんが、ふらつきを訴えて来院され、血圧を測ると100/80㎜Hgを切っていたケースもありました。薬を代謝・排泄する能力が徐々に低下していったため、以前よりも薬の効果が強く出てしまったのかもしれません。
昨今、病院からいただく処方箋には検査の数値が印刷されているケースが増えてきています。検査値は、副作用の指標になるだけでなく、薬の用量調節にも使えるため、薬剤師にとってとても役立つ数値なのです。保険薬局でも、患者さんの検査数値をお見せいただけると、とてもありがたいです。