悲願のメダルへ ジャンプ高梨に立ちはだかるドイツ勢の壁
一方の男子は、小林潤志郎(26)が今季W杯個人第1戦で初優勝すると第5戦も4位。13位が過去最高位だったが力をつけてきた。
「ソチ五輪で2つのメダルを獲得し、“レジェンド”旋風を巻き起こした45歳の葛西紀明は、いまだW杯の上位に顔を出せないものの、小林の成長が重圧を軽減するはずです。W杯個人第5戦で10位となり、今季初のW杯得点(30位以内)を獲得したのは明るいニュースです」(前出の高野氏)
小林潤の台頭に、弟の小林陵侑(21)も好調で期待されるのがソチ五輪で銅の団体だ。葛西、伊東大貴(32)、竹内択(30)に続く4人目はそろった。
竹内、小林陵、葛西、小林潤の順で臨んだW杯団体第2戦で日本は3位。表彰台に上がるのは2016年2月(3位)以来。伊東は17年11月19日のW杯男子個人第1戦で転倒し、右肩の亜脱臼と診断されたが、年末年始にW杯を兼ねて行われる伝統のジャンプ週間から復帰する見込みだ。
団体はW杯第3戦までノルウェーが全勝。昨季から5連勝している。