ベシクタシュ香川真司は推進力と決定力に磨きをかけている
「スペインに行きたい」と熱望していた日本代表MFの香川真司が1月末にトルコの名門ベシクタシュへ赴いたことは多くの人を驚かせた。その移籍から2カ月が経過。6試合3得点とまずまずの結果を残しているが、フル出場はまだない。「体力面を上げる必要性を非常に感じてます」と本人も言うようにドルトムントで長期間、出番に恵まれなかった影響は想像以上に大きいようだ。
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「香川はベシクタシュに来た時、過去のケガや実戦不足によるフィジカル的な問題を抱えていた。初めて先発として起用した2月25日のフェネルバフチェ戦も前半の45分間は非常によかったけど、後半はパフォーマンスが低下した。今は十分な体力をつける必要がある」と2002年日韓W杯のトルコ代表監督を務めた同クラブのギュネシ監督も語るように、香川は<2018年に失ったもの>を取り戻す作業に注力する必要がある。
北京五輪代表で彼を指導した反町康治監督(松本山雅)も「30歳近い選手が長期間試合に出なければ、プレーのキレや鋭さがなくなる」と話したが、継続的にピッチに立ち続けることが香川完全復活の絶対条件なのだ。