輝星が“6.23中日戦”先発濃厚で 根尾に一軍デビュー待望論

公開日: 更新日:

■二軍生活の「ガス抜き」の効果

 中日OBが言う。

「甲子園でイキイキとプレーしていたのを見ても、大舞台になるほど、力を発揮するタイプと思う。野手と投手で違いはあれど、根尾は吉田が初勝利を挙げた際、『刺激でしかないです』と言っていた。ケガの時にまともに練習できないストレスもため込んでいたはず。根尾は向上心が強く、手抜きを嫌う。真面目すぎる性格がゆえ、長い二軍生活で思い詰めてしまわないか、心配ではある。一軍経験によって刺激を受け、新鮮な気持ちになれば『ガス抜き』にもなる。吉田と対戦するだけでも、得られるものは大きいはずです」

 根尾の性格については、こんな話もある。アマ球界関係者が言う。

「根尾は、一緒にプロ入りした大阪桐蔭の藤原(ロッテ)、柿木(日本ハム)、横川(巨人)と、SNSを通じて連絡を取り合っている。キャンプ前に根尾がケガをした際、同時期に藤原がインフルエンザになった。柿木は藤原に、『なにインフルになっとんねん』と連絡したが、根尾には『(根尾は性格的に)ネガティブなところがあるんで、触れませんでした』と話していた。同級生が気を使うくらいだから、二軍生活が、かなりこたえているということでしょう」

 昨年、日本ハムの清宮はGW中に一軍デビュー。二軍降格後は本塁打を量産するなど一皮むけた。ロッテの藤原も開幕から6試合、一軍でプレーしている。

 中日は借金8の5位に低迷。浮上の兆しが見えない中、与田監督はどう判断するか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…