プロ野球選手とJリーガーは“超禁欲” 五輪まで終わらない
まるで東京五輪のモルモット
このプロ野球、Jリーグの観客問題は、来夏に開催が予定されている東京五輪の客入れに直結する。五輪の観客数は、プロ野球、Jリーグの観客上限を参考に判断される可能性が高いからだ。
この日、菅首相は、来日中のIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長と会談。「観客の参加を想定した、さまざまな検討を進めていることを説明した」と話した。バッハ会長も五輪組織委の森会長との会見で、「プロ野球、体操の国際大会(8日)は大変、成功して運営されている。合理的な人数であれば観客は参加できる」と、引き合いに出し、有観客開催の実現を求めている。
「我々がその判断材料になるわけで、プロ野球で問題が起きれば、五輪開催に影響しかねない」と、球団関係者が続ける。
「来年2月のキャンプから、五輪開催に伴う中断期間が始まる7月下旬まで引き続き、厳密な対策をしなければいけない。今季、阪神の西勇が不倫密会をしたり、西武の森が自宅に一般女性を呼んだりして、世間を騒がせたが、浮気や不倫、風俗遊びはもちろん、集団での外食も規制を敷く必要があるでしょう」
選手たちは東京五輪が終わるまで、超禁欲の堅苦しい生活を強いられそうだ。