渋野日向子「ウエッジ4本」の真意をプロが解説 アプローチとリカバリーで強力な武器に
並木プロは続ける。
「米国はコースによって芝質が異なる。しかも、多くの国を転戦するので、ラフやグリーン回りからのショットがスコアに直結する。ウエッジの数が多ければ異なるアプローチショットも容易です。昔のプロは1本のウエッジでいろいろな打ち方ができたが、今はクラブの性能が格段によくなった。まずはクラブに仕事をさせることが賢明です。渋野は課題といわれるアプローチをやわらかく打てるようになった。オフの間にかなり練習したことがうかがえます」
ちなみに渋野がバッグに入れている4本のウエッジは以下の通り。
46度=108ヤード
52度=100ヤード
54度=95ヤード
58度=85ヤード
この日のウエッジは、バーディーチャンスというより、グリーンを外した14番、18番でピンチを救ってくれた。海外ツアーでは心強いウエポン(武器)になりそうだ。