小保方さん大逆転!? 香港の教授「再現に成功」報道で騒ぎ
英ガーディアン紙が「香港の大学教授がSTAP細胞の再現に成功」と報じて大騒ぎになった。
ガーディアン紙によると、実験に成功したとされるのは、香港中文大のケネス・リー教授(再生医学)。少し前は、STAP細胞の再現を試みたものの成功せず、ウォールストリート・ジャーナルの取材に「断念した」と話していた人物だ。
ところが、今回、STAP論文の共同執筆者で、ハーバード大のバカンティ教授が更新した新たな手順で試したところ、再現に成功したという。日本ではもはや「STAP細胞は存在しない」との声も上がる中、これが事実なら窮地の小保方さんも一気に形勢逆転だ。
リー教授は科学者のネットサイト「リサーチゲート」に1日付で投稿。その中で、細胞によりストレスを与えるバカンティ教授の手法で再現したところ、「succeeded in finding potential signs」(潜在的な兆候を見つけることに成功)と書いている。
もっとも、リー教授はその後、ツイッターなどで「STAP細胞が実在した、とは言ってない」「メディアが盛り上がり過ぎだ」と訴えている。本当にSTAP細胞の再現に成功したのかは、もう少し検証した方がよさそうだ。