(5)営業マンになったが成績は最下位…フィンガー5時代のヒット曲を歌うと

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 小さなライブ活動から始めたが、自由に自分の好きなスタイルで歌えるステージは性に合っていた。フィンガー5時代から僕は音楽プロデューサーと演出や歌い方を巡って衝突していた。譜面通り歌うより、自分の音感で歌っていたこともある。

 沖縄の土壌で育ち音楽に慣れ親しんできた者は体にしみ込んだ独自の音感を持っていると思う。例えば三線(沖縄三味線)。最近は譜面を見て弾くようだけど、これだとみんな同じ音にしか聞こえないから面白みに欠ける。かつてはみんな独自の発想で弾いていた。昔は音色を聴いただけで「〇〇さんの三線」とか分かったほどだった。

 僕の歌い方も沖縄で培った音楽が基本にある。ボーカル時代は歌うことだけで精いっぱいだったけど、ソロだと沖縄時代の自分の感性を取り戻せる。年を重ねた今、自分自身でも音楽を楽しめている。どこまで続けられるかは体力次第。同年代で活動している歌手仲間が病に倒れたりしているので気を付けてはいる。しいて健康法といえば6年前から始めた登山かな。

 沖縄人の僕は登山とは無縁だったが、出合いは登山靴だった。あるショップの靴を見て“かっこいいー”と一目惚れ。小学生の時に見つけたサングラス以来の衝撃だった。

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