著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

石原さとみ「ミッシング」の“体当たり演技”でイメージ刷新を図るも…「貞子3D」が代表作にほぼ確定

公開日: 更新日:

「ミッシング」は石原が「このままじゃいけない。変わりたい。吉田恵輔監督なら自分を壊してくれる」と“女優・石原さとみ”を再構築しようと臨んだ意欲作だったが、残念ながら既存イメージから脱却ができなかったということだろう。

 劇場を後にする観客に話を聞いてみると、「生々しい演技を見て、涙が止まらなかった」「すっぴんで、髪もボサボサのまま泣き叫ぶ姿に引き込まれました」と石原の演技を絶賛する声も聞こえたが、興収が伸び悩んでいるのはなぜなのか。

「石原本人が求める“これからの石原さとみ”像と、ファンが期待するイメージ像のギャップが浮き彫りになったということでしょう。今年12月に38歳になる石原は、アイドル女優からの脱皮を意識して初めて“汚れ役”に挑んだわけですがファンが期待するのはやはり“いつも笑顔の、いくつになっても可愛いママ”という存在感です。乾燥した荒れ放題の唇や、弟の髪を引っ張って罵倒する石原の姿を見るために劇場には足を運べない……ということなのかもしれません」(芸能プロダクション関係者)


 また、石原の「ミッシング」の演技について《彼女が壊れれば壊れるほど、全く正反対の幸せそうな私生活が見えてきてしまって。報道されているような一流企業のエリートサラリーマンとお子さんとの幸せな生活が浮かんでしまい、どこか冷めてしまう》という声もあった。20年に石原が結婚した外資系証券会社に勤める夫は、長身イケメンで年収5000万円とも報じられた。石原は22年に第1子も生まれており、今、幸せ真っただ中なのだ。一方、石原が検事役を演じる連続ドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)の視聴率は好調を維持しており、“司法エリート”は視聴者にとって、さほど違和感のない役柄なのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    江藤拓農水相が石破政権の最初の更迭大臣に?「隅々まで読んだ」はずの食糧法めぐり“逆ギレ誤答弁”連発

  3. 3

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  4. 4

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  5. 5

    みのもんたさんが自身のスキャンダルで見せた“類まれな対応力”…明石家さんま、石田純一との共通点

  1. 6

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 8

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  4. 9

    維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?

  5. 10

    松坂桃李「御上先生」第7話2ケタでV字回復へ 詩森ろばの“考えさせる脚本・演出”はTBS日曜劇場からの挑戦状