『光る君へ』ロスはまだまだ続く…柄本佑 “藤原道長”熱演の余韻で《いずれは大河の主役》の声も
「今年一番ネットの書き込みが盛り上がったドラマは『ゼンケツ』かもしれませんね。私もシーズン2を切望します。それからNHK大河『光る君へ』も、ファンの思いがとにかく熱い。最終回の後も考察や感想が止まっていません。ドラマは終わったとて、それでもまだファン同士で語り合いたくなる……『ゼンケツ』『光る君へ』共に余韻ある素晴らしい作品でした」と話すのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
『光る君へ』の最終回についての解釈もネット上では盛んだ。最終回のラストで再び旅に出た主人公のまひろ(吉高由里子)。だが、これが《まひろはその直前、鳥かごが朽ち果てた瞬間に息絶えていて、旅は実は死後の道なんだと思う》なんて推測が多くある。
「見る人それぞれの解釈があっていいんですよね。主演は吉高さんではありましたが、藤原道長を演じた柄本佑さん(写真)の演技が圧巻で、実質ダブル主演といってもいいかな、と。手と指とほぼ目の動きだけで見せた、柄本さんの最終回の演技は凄まじかった。生命の灯が消える間際の人の表情、まひろを求める指の切なさ。胸が詰まりました」(前出の山下氏)