【多汗症手術】 NTT東日本関東病院ペインクリニック科(東京・五反田)
「術後2週間以内であれば、クリップを外せば確実に元に戻ります。ただ、本当に困っている人は代償性発汗があっても元には戻りたくないものです。クリップ法は約800症例になりますが、ほとんどの患者さんが後悔せずに喜んでくれています」
同科にとって、多汗症治療は診療のごく一部。そもそも本来の診療は痛みを取り除く“神経ブロック”が中心で、年間患者数4万人は異例の多さだ。
同院は1976年に国内初のペインクリニック科を創設してから、日本のペインセンター的な役割を果たしている。
関東逓信病院から改称したNTT東日本の直営病院。伊豆病院、札幌病院、東北病院がある。
◆スタッフ数=常勤医6人、非常勤医10人、臨床心理士2人
◆年間受診者数=延べ約4万人
◆胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)の年間実施数=30人前後