新たな検査キットが注目 「接触性皮膚炎」対策の3ステップ

公開日: 更新日:

 食品に含まれる物質に対して皮膚炎を起こすようになった場合は、さらに深刻だ。最たるものが金属。皮膚の金属アレルギーが重症化すると、違う箇所からも金属が吸収される。つまり、金属含有食品を多く摂取すると、汗経由で反応して全身に発疹が広がる。

 一例を挙げると、「硫酸ニッケル」は歯の詰め物、ピアスなどのアクセサリー、腕時計などに含まれている。これは、チョコレート、スパイス、缶詰、牡蠣、緑黄色野菜、そば、海苔などの食品にも含まれているのだ。

「歯科金属は炭酸や酢を取りすぎると溶けやすくなり、金属を含む食品を多く摂取した時と同様に、皮膚に発疹が出ます。口から入るものを皮膚でかぶれさせないことが、全身症状を起こさない大事なポイントです」

■新パッチテストは保険適応に

 しかし、それが周知されていない。実際、小麦入りせっけん(加水分解小麦含有せっけん)で皮膚がかぶれた後に運動をし、アナフィラキシー(粘膜、気道が狭くなり、呼吸困難などが起こる)が誘発された事例が続き、社会問題になった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか