始まりはK-1時代 角田信朗さんは過食症に10年悩んだ

公開日: 更新日:

 過食がピークだったころ、試合が終わった後はビールをジョッキ3杯から始まって、客単価が1000円ぐらいのお店で8000円ぐらいは食べていました。お腹がパンパンで苦しくなるまで食べてから、さらにコンビニに立ち寄り、決まってコーラ2リットル、氷、ポテトチップス、ジャムパン、エクレアなどを袋いっぱい買って帰るんです。

 帰宅したら、トイレに行って口に指を突っ込んで、一度グワーッと吐いてから、コンビニで買ってきたものを胃に詰め込むだけ詰め込んで、また再び吐く。そして、胃薬を飲んで寝るのが一連のルーティンでした。それが約10年続きました。

 過食の始まりは、ちょうど正道会館(現在は新日本空手道連盟)が「K-1」をスタートさせた1993年前後。選手でありつつ運営管理にも携わっていたので、ムチャクチャな忙しさだったんです。今から思えばノイローゼ気味でした。

 ルール作りから出場交渉、専門家が作るような契約書の作成、競技管理まで、あらゆることが自分にのしかかってきました。しかも、できて当たり前だと思われていたんです。そんな無理難題を押し付けられても、やってのける自分がまた好きでしたが(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  3. 3

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  1. 6

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  2. 7

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  3. 8

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上