専門医が指南 GWで狂った体内時計をリセットする習慣

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「ゴールデンウイーク(GW)の終盤は遠出せず、連休明けに備えてしっかり“寝だめ”したはずなのに、いまだに仕事モードにならず朝から眠気が取れない」――。そんな人も多いのではないか? GWに限らず休み明けは日中に眠くなる。どうすれば眠気を一掃できるのか? 日本睡眠学会認定医で「むさしクリニック」(東京・小平市)の梶村尚史院長に聞いた。

「休み明けの眠気の原因は寝不足や遊び疲れだと思う人も多いのですが間違いです。本当の理由は、体内時計が狂って眠りのリズムが崩れてしまうから。早く寝て睡眠時間を増やしても解決しません」

 ガムやカフェイン入りの飲み物で眠気を吹き飛ばそうとしても単なる一時しのぎ。根本的な解決にはならない。

「人間は本来、1日25時間の生体リズムを『光同調因子』と『社会的同調因子』によって1日24時間にリセットして生活しています。連休中、『夜更かしして翌日は昼すぎまで寝る』『親しい人としか会わない』という生活を続けていると、同調因子が働かずに生体リズムが狂って朝スムーズに起きられず、日中に眠気が襲ってくるのです」

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