専門医が指南 GWで狂った体内時計をリセットする習慣
どうしても日中に眠気が消えず仕事に支障が出そうなら軽く昼寝をするのも悪くない。
「ただし、30分以上寝ると本格的な眠りに入ってしまい、起きてボーッとして夜の眠りの質にも影響します。20分程度にとどめるべきです。また、昼間に運動するなどして夜ぐっすり寝られる状況にすることも大切です」
夜間に深い睡眠をしっかり取るためには夜の照明も大切だ。
「眠りにつく3時間前にはテレビやパソコンのスイッチを切り、2時間前には玄関の明かりくらいの暗さに落とすことが理想です。脳の松果体から分泌されるメラトニンは『睡眠ホルモン』といわれ、目から入る光の量が減ると増えていきます。だから寝る前は目に光が入らない環境を整えることが大切なのです」
また、寝る前に食べてはいけない。
「“満腹だと副交感神経が優位になって眠くなるからいいんじゃないか”と考える人がいますが、これも間違い。寝ている間に消化器官が食べ物を消化しようと活動するため眠りが浅くなり、脳を休めるのに必要な深い睡眠ができなくなります」