専門医が指南 GWで狂った体内時計をリセットする習慣
“たかが数日の休みで生体リズムが崩れるはずはない”と思う人もいるだろう。しかし、生体リズムは1日で崩れてしまうこともあるという。
これを是正するにはこの2つの因子をリセットすることだ。
「まずは決まった時間に起きて、太陽の光を全身に浴びる生活を取り戻すことです。体内時計をつかさどるのは脳にある視交叉上核です。ここに視神経から入った光刺激が伝わることで、覚醒します。朝起きたらカーテンを開けて光を浴び、体操や散歩など軽い運動をするのがベストです」
通勤までに時間があればシャワーを浴びるのもいいという。
「顔を冷水で洗うのもいいのですが、シャワーで全身の皮膚を適度のお湯で刺激すると交感神経にスイッチが入り、覚醒モードになります」
■夜の照明も大切
朝食をキチンと取ることも大切だ。血糖値を上げることでより覚醒する。
「起きたばかりで消化機能が準備できない状態でたくさん食べる必要はありませんが、朝食は重要です。人間は朝食で体内時計のずれを調整しているからです」