寒い2月に増える血管病 “離婚歴あり独身男”が危ない理由
これに2015年の国勢調査を使って同じ年代の妻帯者、未婚、死別、離別それぞれの急性心筋梗塞による死亡率を調べて比べたところ、離別が一番高く妻帯者の4・8倍。同3倍弱の未婚や死別を大きく引き離した。
「循環器の病気の発症リスクを高めるものに、糖尿病、前立腺肥大、 COPD(慢性閉塞性肺疾患)、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群などがあります。インフルエンザもリスク要因でワクチンを打つと15%以上、不安定狭心症や急性心筋梗塞を抑えるという報告もあります」(東丸医師)
妻や子供がいれば、こうした病気も未然に防げるかもしれない。
「寝息がうるさい」「みっともないので太らないで」「子供のために禁煙し、ワクチンを打って」「夜中におしっこに立つけど大丈夫?」などと注意されるからだ。しかし、独身だとそうはいかない。
離婚歴のある独身中高年男性は老後を心配して貯金するよりも、まずはパートナーを探すことだ。