まず、アルコールの一種であるエタノールとその副産物は脳に有毒作用をもたらし、長期的にダメージを与えます。次に、アルコール多量摂取により起こった肝臓の障害で血中のアンモニアが増加し、脳の機能を損ねる肝性脳症になる可能性もあります。そして、過度の飲酒をする人は喫煙の習慣があったり、うつ病であることも多く、いずれも認知症のリスクになるのです。
さらに、認知症の発症年齢に見られる男女差にも注目。女性より男性の方が若くして認知症を発症することも分かっており、これもお酒を飲み過ぎがちな男性の不健康なライフスタイルが原因になっているのではないかと指摘されています。