1月に手術 生島ヒロシさんが「緑内障」から学んだこと
医師から「これは大変だ」と言われて左右片目ずつ視野を確かめてみると、右だけちょっと視野が狭くて、左目では見える天井の辺りが黒ずんで見えたんです。両手で目を覆ってみると右目だけ硬いのがわかり、眼圧の違いを肌で実感しました。
すぐに緑内障専門の医師である芝大介先生にバトンタッチされ、「切開手術をしましょう」という話になりました。67歳にして生まれて初めての手術です。まだそれほど不自由していませんでしたが、「火事はボヤのうちに消せ」というのが持論なので、手術することにしました。
手術は一般的な「線維柱帯切開術の中の落屑緑内障の術式」でしたが、「スーチャートラベクロトミー眼内法」というちょっと珍しい方法の手術とのことでした。眼球の内側からすべての操作をするもので、低侵襲な上に、強い眼圧下降が特徴だそうです。
実は緑内障にもいろいろな種類があって、ボクの場合は落屑というちりのようなものが目の中に生じ、それが水の流れを妨げて眼圧を上げてしまうタイプだったようです。遺伝性もあるみたいですが、原因ははっきりしません。とにかく、その緑内障に適した手術とのことでした。