子供好みの食事が続くと…すい臓がんリスクを医師が解説

公開日: 更新日:

食事くらいで遺伝子の病気であるがんになるはずがない”と思う人もいるかもしれない。しかし、遺伝情報が書かれたDNAの変化を伴わずに、食事や運動習慣などの外部刺激で遺伝子を載せた染色体が変化。がん遺伝子やがん抑制遺伝子などをオン、オフすることがある。これをエピジェネティクスという。

「ハワイの日系移民や沖縄県民が食事の西洋化で短命になったのもその影響かもしれません。血液検査でトリプシンやアミラーゼが高かったら、医師と相談してMRIや超音波内視鏡検査を受けた方がいいかもしれません。前がん病変であるすい嚢胞やすい管拡張が見つかることがあります」

 2親等以内にがんを患った人がいれば、すい臓がんのリスクは1・85倍、乳がんの人がいれば3倍に跳ね上がる。

糖尿病にも注意が必要です。米国ではすいがんの患者の60~81%は糖尿病で、病歴10年以上の人は健康な人に比べて50%も発症リスクが上昇します。こういう人もすい臓の定期的検査が必要です」

 まずは子供と大人の食事は分けることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」