益子直美さんも悩んだ五十肩は「どうせ体操」で症状軽減

公開日: 更新日:

 しかし、今は骨棘を削る内視鏡手術で治すことが可能です。15年前から私は始めていますが、実施している医療機関はまだまだ少ないです。

 五十肩の長引く痛みに苦しんでいる人は、ぜひ手術を行っている機関を探してみてください。

 長期化・重症化させないためには、急性期でも腕を垂らして軽く肩を動かすことです。腕を下ろして「前ならえ」のように肘を垂直に曲げ、手のひらを上に向けて体の前から横に動かす体操(どうぞ体操)がお勧めです。肩を温めるとヒアルロン酸が分泌し、関節の滑りが良くなるので、入浴中に体操するのもよいでしょう。

 冷や汗が出るような痛み、また眠れないほど強い痛みは、五十肩ではなく、心筋梗塞などの症状かもしれません。すぐに医療機関を受診してください。

(自治医科大学・神戸克明特命教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭