がんでは乳がん・子宮がん 85%を占める「5大死因」とは
そこで、厚生労働省の「患者調査(2014年)」に注目してみましょう。各病気の「総患者数」が掲載されています。日本全体で患者が何人いるかを推計したものです。
全年齢で見ると、高血圧・脳血管性認知症・アルツハイマー病などで、女性患者のほうが男性よりも多くなっています。これらは高齢者に多い病気です。女性のほうがかなり長生きなので、患者が多いのは、むしろ当然とも言えます。
しかし、中高年に限れば男女の人数はほとんど同数。それだけ男女の比較がしやすいわけです。それに中高年男性にとっても、相方がどんな病気にかかりやすいかを知っておくことは今後の人生の参考になるはずです。
そこで今回は、5大死因には直結しない、しかし意外と知られていない中高年女性がかかりやすい病気を見ていくことにしたいと思います。