フケがつらい? シャンプーをアミノ酸成分に替えなさい
「とにかくフケを落とそうとするあまりゴシゴシ洗う強さの問題がひとつです。もうひとつは洗う回数で、洗浄力や刺激が強いシャンプーが3つ目。4番目は、シャンプーそのものや汚れの洗い残しです。3番目までの要素が単独だったり、重なったりすると、頭皮の皮脂が必要以上に落とされて乾燥して、かぶれを助長する。一方、4つ目は、シャンプーの残りなどで地肌が刺激を受けて悪化したり、頭皮に潜むカビの仲間のマラセチアが汚れをエサとして増殖したりしてフケが増えます」
■洗った後はすぐにドライヤーで乾かす
40代の記者も、多くはないが、フケが出る。それでシャンプーのとき、ついゴシゴシやってしまう。それがよくないということだが、間違っている人は少なくないだろう。どうすればいいか。
「刺激が強いシャンプーは、石油系界面活性剤が使われているので、低刺激なアミノ酸シャンプーに切り替えること。洗い方としては、頭を十分よく濡らして、なるべくシャンプーが頭皮に直接当たらないように泡立ててから、爪を立てずに指の腹で優しく、です。洗う回数は1日1回。男性はバスタオルでパパッと拭いてリビングで過ごしながら乾くのを待つことが多いかもしれませんが、洗った後はすぐにドライヤーで乾かすのが無難。ただし、高温の熱風が頭皮に当たらないように遠くからがベターです」