市原悦子さん急逝 心不全は安静から「リハビリ」の時代へ

公開日: 更新日:

 医師や看護師、理学療法士、運動指導士などの指導を受け、そのレベルを探りながら、少しずつ負荷を上げる。金馬は「3時間」だったが、一般に1時間が目安。もちろん、心不全や心筋梗塞のベースにある高血圧糖尿病などの生活習慣病の治療のほか、食生活の改善も並行して行うことになる。

「心臓は筋肉の塊で、そのポンプ機能によって酸素や栄養素が全身に供給されます。ですから、使われないと、筋肉が衰えるように、心臓のポンプ機能も衰えるのです。心臓リハビリは、通院による回復期だけでなく、維持期もコツコツと続けることが大切。そうすると心臓機能が改善したり、血管が広がりやすくなったりするだけでなく、筋肉も増えて生活が楽になるし、運動のリフレッシュ効果で精神状態も前向きになります」

「リハビリの体験話でもしようと思います」と芸の肥やしにする金馬のような前向きさがあれば、厄介な心不全も乗り切れるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」