「無傷で残してもらえた」渡辺美奈代さん卵巣のう腫を語る

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 直径10センチともなると大き過ぎるので通常は開腹手術です。ただ、腹腔鏡下手術のダメージの少なさをワンちゃんの避妊手術で目の当たりにしていたので、腹腔鏡下手術を希望しました。しかも、決まっている仕事があったので“ここ”というピンポイントの日程でできる病院を探して入院・手術を敢行しました。

 卵巣の片方はなくなることを覚悟していましたが、執刀医の先生が優秀で腹腔鏡下でもキレイにのう腫だけを取り除き、卵巣は無傷で残していただきました。逆にいうと再びのう腫になる可能性もあるとのことなので、年2回、こまめに検診に通っています。

 傷口の小ささと痛みが出ないように万全を期してくれたおかげで、入院は2泊3日で済みました。退院した翌朝から息子のお弁当作りも再開しました。少しずつ家事でリハビリをした感じです。

 約1週間後にはテレビの地方ロケ、そのすぐ後には歌のステージもありましたから、開腹手術だったらとても無理だったと思います。

 もしワンちゃんの避妊手術をしなかったら、主人の背中のしこりはあのままだったでしょうし、私の卵巣の経過観察にも思いが及ばず、激しい症状が出るまで放置していたと思います。すべてはワンちゃんが来てくれたおかげで連鎖したこと。神様の“お使い”のような気がしています。

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