著者のコラム一覧
坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

巣ごもり生活で自炊が増えて結果的に健康度が上がった

公開日: 更新日:

「本当は定食を食べたくても、今の職場環境では難しい。料理は好きなんですが、疲れて帰ってきて自宅で作るのも面倒。夜も外食かスーパーの総菜かになってしまう」

 健康面の心配はあるけど、打つ手がないと思っていたFさん。しかし、新型コロナウイルス対策で会社が3月半ばからリモートワークになりました。週1回出社する時も、電車のピーク時を避けて昼すぎに家を出るように。そして、不要不急の会食は禁止という会社からの通達。それらによって、Fさんは1日3回、家で食事をすることが普通になりました。

 Fさんは料理の経験はそれほどないものの、凝り性なので、自宅にいることを利用して、初心者向けの料理本を何冊か購入し、夜や週末に料理にチャレンジしてみたそうです。また、さすがに昼は仕事があるので料理に時間はかけられないけれど、まとめて炊いて冷凍しておいたご飯、納豆、たくさん作った豚汁などで食べれば、バランスよく栄養分を取れる。料理本にあったように、ダシを利かせ、味付けも薄めにするようにしました。 今は健康診断を受けに行ける状況ではないので血糖値血圧などがどう変わっているか分からない。けれど、Fさんは“数値が下がっているような手ごたえ”を感じているそうです。

「料理を作る習慣、作り置きしておく習慣を今のうちに身に付ければ、リモートワークが終わって以前の生活に戻っても、栄養バランスの取れた食生活を送れると思います」(Fさん)

 暗い話ばかりですがFさんのように前向きに対応するのもいいですね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  3. 3

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  4. 4

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 5

    「ホラッチョ!」「嘘つき!」とヤジられ言葉に詰まり、警察に通報…立花孝志はミルクティーが手放せず

  1. 6

    フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

  2. 7

    なぜ姉妹曲「2億4千万の瞳」と売り上げで3倍もの差がついてしまったのか

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】

  4. 9

    「あの無口な少年が…」佐野海舟の下半身醜聞に母校関係者は絶句、その意外すぎる評判

  5. 10

    高石あかりって誰?→「御上先生」で知名度爆上がり 次の次の朝ドラヒロインの魅力は「アポロの歌」でも“予習”可能