コロナ禍で増える“ストレス歯痛”とは…歯科医が解説

公開日: 更新日:

 今年は、新型コロナ感染に対する不安や、日常生活に制限を受けるストレスが増大している。さらに、テレワークや外出自粛が続いた影響により、自宅でパソコンの前に長時間座っていたり、スマートフォンを操作したりする機会が大幅に増えたという人は多い。人間は集中すると無意識に歯を食いしばる傾向が強く、「グラインディング(歯をこすり合わせる歯ぎしり)やクレンチング(無意識に歯を強く噛みしめたり食いしばる)では、睡眠中の非覚醒時よりも覚醒時の方が強い力がかかる可能性がある」という報告もある。つまり、コロナ禍でもたらされるストレスや生活習慣によって、虫歯でも歯周病でもない歯痛に悩む人が増えているのだ。

■付箋紙を使って食いしばりを防ぐ

「咬合性外傷の痛みに対する治療は、負担がかかっている歯を少し削って噛み合わせの調整を行いますが、過度の食いしばりや歯ぎしりの原因になっているストレスを解消したり、生活習慣を見直したりしなければ同じ歯痛を繰り返す可能性が高いといえます。噛み合わせを改善しようとすぐにマウスピースを作ろうとする歯科医もいますが、患者さんにとってはマウスピースを装着すること自体、大きなストレスになる場合が多い。ですから、まずは日常生活で無意識に行っている食いしばりを減らす工夫を実践するのがお勧めです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは