紫外線から身を守るには毎日コーヒーを多く飲むと効果的
「駒沢女子大学の西山先生らがキウイフルーツ果実に含まれるソラレンおよびその関連物質の量を、高速液体クロマトグラフィーにより測定し、報告しています。その結果、ソラレンはもちろんそれに似た物質もほとんど検出されませんでした。ソラレンを何ミリグラム経口摂取すると有害なのかという、はっきりとしたデータはありませんが、仮に多くの人が報告している『ソラレン8~10ミリグラム摂取で有害』だと仮定すると、キウイフルーツを107~133キログラム食べないといけない計算になるそうです。要はほとんど問題ないと考えて良いでしょう」
コーヒーを飲むことが光老化をストップさせるという説もある。光老化を研究している鈴鹿医科大学薬学部の平本恵一助教が言う。
「コーヒーに多く含まれているポリフェノールという物質自体に抗炎症作用があることは広く知られています。そこでコーヒーの成分に多く含まれるポリフェノールのうち、カフェ酸とクロロゲン酸に絞り、UVBに関してマウス実験を行ったところ、カフェ酸、クロロゲン酸ともに皮膚に塗布した実験では皮膚の炎症を抑えました。しかもカフェ酸はより顕著であり、経口投与でも炎症を抑制したのです。実際にコーヒーとして飲む場合は、成分の含有量にもよりますが、多く飲むと効果があると考えられます」