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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

合意なくコンドームを外すのは違法 米カリフォルニアで法律が成立

公開日: 更新日:

 性行為中に合意なくコンドームを外す行為「ステルシング」を違法とする法律がカリフォルニア州議会で成立し、話題になっています。

 調査によれば、世界の女性の3人に1人、男性の5人に1人がステルシングを経験しているといいます。ドイツ、イギリス、シンガポールなどの国ではすでに違法ですが、アメリカでの法制化は初めてです。

 双方の合意のもとに行われていたセックスで勝手にコンドームを外すことは、モラルの問題だけではなく性暴力と同様の犯罪という判断で、10月に施行されればステルシングを行った相手を訴えられるようになります。

 この法律のもとになったのは、2017年に法律専門誌に掲載されたエール大学の法科生アレクサンドラ・ブロードスキーさんの論文です。ステルシングは相手を妊娠や感染症のリスクにさらし、尊厳と自主性を侵害する、新しい形のレイプだと論文は主張しています。また、男性がリスクを知りながらステルシングを行ってしまう理由のひとつとして、潜在的に女性を自分の所有物と考えているからとする専門家もいます。

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