「肝」と関係が深い高血圧はセリ・トマト・昆布で対策を
さまざまなトラブルを引き起こす原因になる高血圧。日々の食養生で、改善を図るよう努めましょう。
中医学において、高血圧は自律神経をつかさどる臓器「肝」との関係が深いと考えます。過剰なストレスがかかると、肝がバランスを崩して高ぶり、熱を持つことで一気に血圧がアップ。頭痛、目まい、耳鳴り、目の充血、のぼせる、イライラする、不眠などの症状を引き起こしてしまうのです。
対策としては、まず肝の熱を冷ます食材を取り入れること。
おすすめはセリとセロリです。肝の働きを整えて、余分な熱を冷ます優れた作用があります。どちらも、高血圧による目まい、頭痛、目の充血にも威力を発揮します。セロリの場合、効能は葉の部分に多く含まれているので、捨てずに刻むなどして料理に使うようにしましょう。
トマトも熱を冷まして血圧降下に役立ちます。とくに、朝にトマトを摂取しておくと効果大。症状が気になるときには、毎朝トマトを1個食べるとよいでしょう。トマトジュースでもよいのですが、その場合は塩分が含まれていないものを選ぶように気を付けて。