脳の動きを可視化 センサーを用いた最新「脳トレ」の凄さは?

公開日: 更新日:

 XB-01は「光トポグラフィー」という技術を応用して脳の血流量変化を計測している。光トポグラフィー技術は、大型の医療機器でも利用されており、うつ症状の鑑別診断補助などに使われている。XB-01は医療機器ではないが、計測原理は同じ。計測部位を額の1カ所のみに特化したことで、誰もが日常環境で使ってもらえる大きさと価格に抑えたという。

「センサーで計測している部分は脳の『前頭前野』という領域です。ここは『考える』『記憶する』『アイデアを出す』『感情コントロール』『判断する』など、人間が人間らしくあるために最も重要な部分です。前頭前野の活動が高まると、認知機能の維持・向上にプラスになるという研究報告が数多くあります」

 専用の「ABCアプリ」も、前頭前野の活動を高めるトレーニングを毎月3種類ずつ更新して提供してくれる。もう1つ「Brain Meterアプリ」は、脳活動のレベルを画面の色の変化で表示。市販のドリルや読書、料理、囲碁や将棋、ウオーキングなど、何をしているときに前頭前野の活動が高まるのかを確認することができる。ABCのすべてのサービスを利用できるスタンダードコースの価格は3万8280円(税込み)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動