坂本昌也
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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

「運動習慣」がある人は感染症にかかっても重症化しにくい

公開日: 更新日:

 ある40代の会社員は、「体を動かす習慣を身につけなくては」と一念発起し、今年の元旦から早朝ウオーキングを始めました。ところが日の出が遅い冬ですから、ウオーキングを始める時間帯はまだ外が暗く、どうも気乗りがしない。

 そこで、ウオーキングの時間帯を昼に変更。外で昼食を取っていたのをやめ、前夜の残りのおかずとご飯を詰めたお弁当を会社に持参。昼休みに10分くらいでささっと食べ終えたら、会社周辺を30~40分ほど速足で歩くようにしました。

 会社がある場所はオフィス街ですが、普段歩かない道を歩くと穴場的な飲食店を見つけられたりして、早朝の薄暗い中を歩くよりも、断然楽しく感じたそうです。結果、1年近くたった今でも続いています。

「意外なことに、ウオーキングよりジョギングの方が自分には向いていた」と話す方もいました。それまで運動経験がなかった50代男性。理由は、ウオーキングを1時間するなら、30分のジョギングの方が時間を有効に使えていい、と感じるから。ウオーキングだと汗をかかないけど、ジョギングは汗をかくので、「やった感」があるのもポイントだそうです。最近は、出張先にもジョギングシューズを持参し、走っているとのこと。

「これは合わない」と思ったら、そこで運動をやめてしまうのではなく、別の体の動かし方を試してみる。自分に合ったものをぜひ見つけてください。

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