サッカーW杯で注意したい「目の疲れ」 スマホ視聴は負担大
■加湿器を使い意識的にまばたきする
では、スマホやパソコンでのW杯視聴はどういう点に気をつけたらいいのか?
「ドライアイ対策として加湿器を使い、適度な湿気の中で視聴すること、顔や目に温風が当たるのを避けることが大切です。時折、画面から視線を移して、意識的にまばたきをすることも重要です。疲れ目を感じたら、まぶたを温かいタオルなどで覆い、血流を良くすることで目の周りの神経をリラックスさせるのもいいでしょう」
欧米ではテレビの連続視聴には「20-20-20ルール」が勧められている。これは、20分ごとに20秒の休息を取って、少なくとも20フィート(約6メートル)離れた距離の物体を見ることをいう。スマホ内斜視防止には、10分に1度程度は天井を見るなどして視線を変えることで、眼球の周りの筋肉をリラックスさせることもいいかもしれない。
普段、メガネをかけている人は遠近用のメガネ、あるいはパソコン作業用のメガネをかけて視聴すること。そうでないと近距離を見るために眼球の中の毛様体筋が疲労してしまう。もし、メガネは1本しか持っていないという人は、これを機会にパソコン用メガネを購入するのもいいだろう。