冬の一番の健康法は暖かい部屋で過ごすこと「室温18度以下」は要注意と医師アドバイス

公開日: 更新日:

 むろん、脳神経の質が悪くなれば健康が損なわれるのは当然で、寒い部屋で眠れば睡眠に悪影響があり、翌日の作業効率も低下する。それだけ、寒い部屋は多方面にわたって健康を損ねるということだ。

 逆に、持病のある人で高断熱住宅に転居した人はその後に持病がどうなったかをアンケート調査した研究がある。それによると、ほぼ無断熱の家から断熱のある家に引っ越した人は、気管支炎、喉の痛み、アトピー性皮膚炎など8つの症状に改善がみられたという。高断熱住宅ではアレルギー疾患の原因となるダニやカビの発生が抑えられるうえ、血圧も安定し、室内の活動が活発となる。しかも遮音効果が高く、騒音のストレスも低下するからだ。

■床近くの温度にも注目

 では現在、高断熱ではない住宅に住んでいる人はどうすればいいのか?

「一番は断熱で気密性の高い家に住むことですが、すぐには無理です。まずは長く過ごす居間と寝室、それに心疾患などを発症しやすいトイレとお風呂を暖めることです。最初に行いたいのは窓対策です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    江藤拓農水相が石破政権の最初の更迭大臣に?「隅々まで読んだ」はずの食糧法めぐり“逆ギレ誤答弁”連発

  3. 3

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  4. 4

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  5. 5

    みのもんたさんが自身のスキャンダルで見せた“類まれな対応力”…明石家さんま、石田純一との共通点

  1. 6

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 8

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  4. 9

    維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?

  5. 10

    松坂桃李「御上先生」第7話2ケタでV字回復へ 詩森ろばの“考えさせる脚本・演出”はTBS日曜劇場からの挑戦状