【ニンニク】体を温めて「気」と「血」を巡らせ肋間神経痛を撃退
中医学においては、肋間神経痛は神経の緊張や、湿気、冷えにより、「気」や「血」の流れが阻害されることで起きると考えます。とくに冷えは、人間のエネルギー源である気や、栄養成分である血の巡りを滞らせてしまい、痛みを悪化させる大きな原因になります。改善のためには、体の奥にまで入り込んだ冷えを追い出すことが大切です。体を温めて、背中と胸の筋肉を緩め、神経をやわらげる食材を取り入れましょう。
おすすめはニンニクです。体を温めて気と血を巡らせる働きがあります。寒さがつのるこれからの季節、症状を予防するためにもぜひ積極的に取り入れましょう。
ニンニクは、薬膳においても滋養強壮に優れた効能があり、風邪の予防にも効果的です。冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎで胃が冷えたことによる胃痛にも良く、冷えによる下痢の改善にも役立ちます。冷えに関するトラブルに威力を発揮する、冬の体にうれしい食材なのです。
ニンニクの肋間神経痛改善効果を高めるには、カボチャとの組み合わせがおすすめです。カボチャも体を温めて、胸や肺を丈夫にする働きがあります。