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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国のブラックフライデーにウェルネス&ビューティ商品が売れた理由

公開日: 更新日:

 クリスマスショッピングのシーズン、今年大幅な伸びを見せ注目されているのが、ウェルネス&ビューティ分野の商品です。

 感謝祭からブラック・フライデーを経て、年末までのクリスマス商戦の売上は、来年の経済の行方を占う重要な指標となっています。その皮切りとなる、サイバーマンデーまでの5日間の総売り上げは、記録的な伸びを見せました。 

 しかし、それも高いインフレ率を差し引くとずっと控えめな数字になります。また多くの消費者がこの時期に集中する大幅な値引き品を買っていること、さらに分割・後払いシステムを利用するケースが激増したことなどから、必ずしも今後の先行きが明るいわけではないと専門家は指摘します。

 そんな中で、ブラックフライデーの売れ筋は例年通り衣料品、アクセサリー、おもちゃ、ギフトカード、書籍、ビデオゲームなどでした。そこに今年初めて食い込んだのが、ウェルネス&ビューティ商品です。特に、実店舗でのウェルネス系商品の売上は、昨年に比べ13.3%増と、大幅な伸びを見せました。

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