花粉症専門医に聞く(4)新薬「ゾレア」はどんな人が対象になる?

公開日: 更新日:

 スギ花粉のシーズンが終わるのは5月の連休が明ける頃。今年は花粉の飛散時期が早かったものの、終わる時期は例年ほぼ同じです。それまで自分に合った薬を用いての対策が必要。もちろん、花粉を極力吸い込まない、体につけない、家の中に入れないといった、基本的な対策も忘れてはいけません。

 花粉症シーズンが終わったら……。完治させたい人はスギ花粉のエキスを少しずつ体内に入れる免疫療法という治療法を検討してもいいでしょう。皮下に注射で投与する皮下免疫療法と、舌の裏側から投与する舌下免疫療法があります。いずれも保険適用。治療期間が3~5年と長期にわたり、すべての人が完治するわけでないことがネックですが、試してみる価値のある治療だと考えています。 (おわり)

▽大久保公裕 日本医科大学大学院医学研究科頭頚部感覚器科学分野教授。奥田記念花粉症学等学術顕彰財団理事長。NPO花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進会理事長。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」