高血圧を指摘されたらすぐにでも薬で下げてしまうほうがいい
ほかにも、降圧剤の服用によって血圧が下がりすぎるケースも危険です。降圧剤は何種類かを組み合わせて飲んでいる患者さんも多いので、予想以上に効きすぎてしまう場合があるのです。血圧が下がりすぎると、脳に血液が届かなくなり、めまいやふらつきが起こって転倒したり、ひどい場合は失神や脳の機能不全を招くこともあります。
これも先ほど触れたように、降圧剤を飲んでいる人は、毎日、起床時と就寝前に自分で血圧を測って状態を確認しましょう。さらに、薬を飲んで体調に変化があった時、発熱や下痢のような脱水に傾いている体調不良時に薬を服用した際にも血圧を測定し、数値に異常があるようなら医師に相談して薬の量を減らす対処をしなければなりません。血圧の状態が把握できていなければ、そうした対応が遅れてしまいます。
医師の指示にきちんと従って薬を飲むのは大前提で、さらに自分でもチェックしながら血圧をコントロールしていくことが、心臓トラブルから身を守る方法なのです。
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