巻き爪は悪化すると歩けなくなる!一度の施術で痛みがかなり軽減する「3つの方法」
「その場合、爪の真ん中に器具を付けられる③フック法をお勧めしています。爪の両端に鉤状になったフックを2本引っかけ、専用の接着剤やジェルで固定します。巻いてしまった爪の端の部分をフックが元に戻ろうとする力で持ち上げ、巻き爪を矯正します」
■爪の切り方、靴選び、歩き方の改善も欠かせない
3つのどの方法でも、爪を持ち上げ皮膚との除圧を図るので、よほどひどい巻き爪でない限り、一度の施術で痛みがかなり緩和される。ただし、巻き爪の根本的な解決には、「爪の間違った切り方」「爪への強い圧迫」「巻き爪を起こしやすい歩き方」の改善が必須だ。
「極端に短すぎる爪は巻き爪を起こしやすい。白い部分(フリーエッジ)をある程度残すように切ってください」
巻き爪経験者は、先のとがった靴も避けた方がいい。横方面から圧迫がかかり、巻き爪の原因となるからだ。足の形に合った靴を選ぼう。
「最近多い、浮き指。親指を地面につけない歩き方です。この浮き指や外反母趾は巻き爪になることが多いので、矯正によって爪をまっすぐにしても、時間が経てば再発することがよくある。当サロンでも一度矯正して、また半年後、1年後に再矯正される方は半数近くいます」
“痛くなれば矯正して、巻き爪と上手につきあっていく”と割り切っている人もいるそうだが、普段から足の指に適度な力が伝わるように歩くことを意識するだけでも、ずいぶん違うだろう。最近は正しい歩き方を導くインソールなどもあるので、試してみるのもいい。