オランダ劇的勝利 8強たぐり寄せた“伝統無視”の戦術変更

公開日: 更新日:

 10年南アW杯で準優勝のオランダ代表が、決勝トーナメント1回戦でメキシコ代表を2―1で撃破。見事な逆転劇でベスト8に進出した。

 大会直前にチームのシステムを伝統の攻撃的布陣「4(DF)―3(MF)―3(FW)」から守備的な「5―3―2」に変更。1次リーグは攻守のバランスがとれ、10得点3連勝で1位通過したが、この日は2トップのファンペルシー(30)とロッベン(30)が封じられ、後半3分にメキシコに先制点を奪われる。

 するとファンハール監督は、同11分にDFに代えてFWを投入。システムを「4―3―3」に変えた。さらに31分に投入した身長186センチのFWフンテラール(30)、両SBをこなしていた184センチのFWカイト(33)を前線に上げて“4トップ”によるパワープレーを繰り返した。

 43分、右CKからフンテラールが頭で落とし、走り込んだMFスナイデル(30)が豪快に蹴り込んで同点。ロスタイムには、ロッベンがエリア内で倒されてPKを獲得。これをフンテラールが決めて逆転勝利をもぎ取った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 2

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 3

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  4. 4

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  2. 7

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇