ハッキリした症状は表れず…“隠れ脳梗塞”招く「4つの悪習」

公開日: 更新日:

 前記の4つの悪習を持つ40代以上の人は、一度脳ドックを受けてみるのもいいだろう。もしラクナ梗塞が見つかっても、生活習慣の改善を行えばその後の人生を健康に過ごせる可能性が高い。しかし、知らずに放置したままだと、いずれ複数の細い血管や太い脳血管が詰まって命に関わる危険がある。

 ラクナ梗塞の一番の危険因子である高血圧の人は、もちろん注意が必要だ。血圧の正常値は一般的に「最高120mmHg/最低80mmHg」とされているが、血圧が上がる高齢者の場合は、せめて「140/90」以下を保つように心がけたい。

 日常生活では、交感神経活性が高まる朝方や熱い湯への入浴に気を付けること。血圧がさらに上昇して、梗塞や出血を起こしやすくなる。

 また、脱水によって体内の水分が減少し、血液が濃縮状態になった場合も脳梗塞のリスクを伴うという。

「すでに血液が濃縮気味なメタボの人が、水分を補給せずに汗をかいて痩せようとサウナに入るのは、脱水を誘発する危険があります。高齢者は寝汗による脱水が脳梗塞のリスクになるので、就寝前にしっかり水分補給をしましょう」

 症状がないからといって安心するのは禁物だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か