改善率84% 膝痛には4つの「タイプ別」リハビリ法がある
・腰椎型
壁に両手をついて立ち、肘と膝を伸ばしたままゆっくりと腰を反らす。あごを引き、腰を反らした状態を2~3秒間保つ(写真A)。
・膝関節型
①イスの座面に痛む側の足を乗せて伸ばす。膝の上に両手を乗せ、膝裏が伸びきるまで垂直方向に押す。そのまま1~2秒保ち、力を抜く(写真B)。
②イスの座面に痛む側の足を90度に曲げて乗せる。膝の上に両手を乗せて体を前に倒す。膝を限界まで曲げたところで1~2秒保ち、元の姿勢に戻る(写真C)。
・お皿型
イスに座った状態で、膝を上下左右の4つに区分し、それぞれを両手の親指で軽く押す。押す時に、親指が膝の中心を向くようにする。押す指は動かさない。押しながら、小さく足首の曲げ伸ばしをする。
・筋肉型
同じくイスに座り、太ももやふくらはぎの筋肉を両手の親指で押す。押す指は動かさず、押しながら小さく足首の曲げ伸ばしをする。
「朝昼晩1セットずつ、1セットにつき7~8回を目安にしてください。腰椎型と膝関節型は痛みに応じて回数を多くしても構いませんが、お皿型と筋肉型はやりすぎると痛みが強くなることがありますので注意が必要。だいたい1週間ほどで痛みの軽減を感じます」
銅冶理事長がこれまでに取った患者アンケートでは、改善率は84%だ。