日常生活で取り入れるべき「5つの習慣」
極端な食事制限は、一時的に大きな効果を出せても、長期継続は極めて困難。かえってリバウンドを呼び込みやすい。
2つ目は具体的な目標体重を決める。こちらも無理なく減らせる体重を目標にするのが大切だ。目標が高すぎるとストレスになってかえって食欲を刺激したり、挫折してダイエット自体をやめてしまいかねない。
「肥満学会では『サンサン運動』をすすめていて、3カ月で3、4キロ落としていくのが理想です。短期間で何十キロの減量目標は長期継続できません」
3つ目は目標体重に向かう方法として「体重日記」をつける。
「1日4回を目標にしましょう。起床直後、朝食後、夕食後、そして就寝前。これをグラフ化して、一目で変化を見られるようにすることが肝要です。中でも重視すべきは起床直後の体重です。前日より増加していれば、その理由や前日の行動、食事などを振り返り、その後の行動を改めます」
4つ目はよく咀嚼する。
「肥満患者の多くは早食いで、それは過食の原因になります。幼少期からの習慣を是正するのは大変ですが、一口30回の咀嚼と1食に20分以上の食事時間をかけることで満腹感が生まれ、早食いの習慣が改善されます」