【ランニング障害】東京山手メディカルセンター・整形外科(東京都新宿区)
「スポーツ障害の復帰プログラムの多くは、遅いスピードから始め、徐々にスピードを上げていきますが、腸脛靱帯炎の場合は逆。速いスピードの練習から始め、徐々にスピードを落として距離を延ばしていくことがポイントになります」
ランニング障害の治療では、これらの病態を患者や指導者に十分理解してもらい、再発しないように時間をかけて最後まできっちり治し切ることが重要という。
「ランニングはすべてのスポーツの基本でもあり、障害が残ると、その後の運動習慣にも影響します。少しでも痛みなどの症状があれば、早くスポーツドクターに診てもらうことが肝心です」
■データ
旧社会保険中央総合病院。2014年にJCHO(地域医療機能推進機構)へ運営移管。
◆スタッフ数=常勤医師4人
◆年間外来患者総数(2015年)=1万522人
◆スポーツ外来の月間初診患者数=20人前後