大病患い生活をガラリと…おかげで健康寿命を手に入れた
身長170センチ超、90キロのSさんは当時、週2、3回、腕や脚の付け根を専用ベルトで締めて血液量を制限して運動を行う加圧トレーニングをやっていた。それまではハードな格闘技をやっていたスポーツマン。加圧トレーニング以外にもスポーツジムに通うなどして、体の鍛錬に余念がなかった。
一方、生活リズムは仕事柄、不規則。当時は多忙を極めており、深夜1?2時に帰宅、朝6?8時に出かける毎日。寝なくても大丈夫なタイプで、睡眠時間は3日で3?4時間ということもあった。付き合いで酒を飲んで帰ることもしばしば。たばこは普段は1日1箱半だが、飲むと1日3箱に増えた。
食生活は健康のため、朝と夜の内容を逆転していた。朝に唐揚げ定食などガッツリしたメニューを取り、夜は小さい茶碗1杯のご飯、納豆、卵、サラダなど。昼は外食やロケ弁が中心だった。
「20代の頃はもっとひどかった。ほぼ毎日撮影の仕事があり、早朝から深夜まで缶コーヒーとたばこで空腹をごまかし、夜に焼肉。毎晩、4人で50人前くらいの焼肉を食べていたら、3年で15キロ増えました」