misonoも闘病中メニエール病 根本治療ない中どう付き合う
「大きな発作ならば本人も自覚をしやすいのですが、慢性的なふらつきだと病院を受診するきっかけにならず、次第にQOL(生活の質)が低下していく場合もあります」
主な治療法は安静と薬物療法だ。
「まずは、駅まで歩く、軽いジョギングをするなど、有酸素運動を取り入れた生活習慣を目指します。ストレスも関与するといわれるので、ストレスを避ける生活が望ましいです。しかし仕事などをしていれば、誰にだって多少はストレスがあるものです。完全に排除する方が難しい」
発散を上手にできればいいが、発散できないことをストレスに感じるくらいならば、ある程度は人生の付きものとして楽観的に受け止めるのが得策のようだ。
「薬物療法は、体内の余分な水分を排出するための利尿剤が用いられることが多いです。これで約7割の方が症状をコントロールできるようになります」
他には内耳の機能を落とす抗生剤を用いたり、手術適応になるケースもある。
■ストレスを避けて「安静」を心がける