新型コロナの影響でがん検診を受ける人が大幅に減っている
がん治療が中心の病院でも、一般の病院でも、行政から「コロナベッドの確保を」と言われ、とても大変です。もともと感染症病床がないところでは心配なのも当然です。
医療職員の不足といわれるのは、消毒や防護用ガウン着用といった感染対策の手間などで2倍も3倍も人手が要るからです。
感染者が出てしまうとアッという間に院内感染が起こって、病院封鎖を検討せざるを得ない事態になってしまいます。島など地方の病院でも大変で、父島に行く方はPCR検査をすることになったと聞きます。
■検診を受けた方がいいのはたしかだが…
こんな悩みも聞きました。
「毎年、夫婦で人間ドックを受けていますが、今年はどうしようかと迷っています。病院の受付では『予定をどうされますか?』と聞かれるだけです……」
たしかに、これも不要不急と言えばそうかもしれません。
検査を受けた方がいいことはたしかですが、コロナ流行下では「ぜひ受けなさい」とも言い難いのです。